本記事の内容
- 「LINEビジネスアカウントってなに?」
- 「法人・企業がLINEを活用する場合のLINEの種類は?」
- 「LINE公式アカウントやLINE@ってなに?」
そんな疑問にお答えします。
本記事の執筆者

LINEマーケティングを主軸とした法人の代表で、現役のLINEマーケター。SEO・リスティング広告 × 公式LINE運用支援でクライアント様の年商を1億→4億円以上に上げた経験あり。Webマーケティング全体の導線から最適なLINE設計を組むのが得意。
こういった僕が、解説していきます。
LINEビジネスアカウントとは?
「LINEビジネスアカウント」とは、LINEヤフー株式会社が運営しているサービス「LINE公式アカウント」のことです。
企業・法人のビジネス利用は「LINE公式アカウント」
「LINE公式アカウント」は、企業や法人がLINEをビジネスに活用するためのLINEアカウントです。
LINE公式アカウントを使うことで、企業は顧客とのコミュニケーションを強化し、効果的なマーケティング活動を展開できます。
ユーザーとチャットで直接やり取りができるため、深い関係性を築きやすく、予約受付として活用している企業も多いです。
LINE公式アカウントの3種類


LINE公式アカウントには3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- プレミアムアカウント:大規模な企業や有名ブランド向けで、高度な機能と優先サポートが提供されます。ブランド認知度を高め、大規模なキャンペーンを展開するのに適しています。
- 認証済アカウント:中小企業や地域ビジネス向けで、公式マークが付与されます。これにより、アカウントの信頼性が高まり、ユーザーからの安心感を得やすくなります。
- 未認証アカウント:スタートアップや個人事業主向けで、基本的な機能を利用できます。コストを抑えつつ、LINEのビジネス機能を試すのに適しています。
大企業の場合は「プレミアムアカウント」を選ぶケースもありますが、基本的には「認証済アカウント」か「未認証アカウント」のどちらかです。



実際のところほとんどが「未認証アカウント」です。LINE公式アカウントガイドラインに違反するサービスでなければ「認証済アカウント」を選んで問題ありません。
料金プラン


LINE公式アカウントの料金プランは、利用目的や予算に合わせて3つから選べます。
- フリープラン:基本機能が無料で利用可能。月間メッセージ通数に制限がありますが、小規模ビジネスや始めたばかりの企業に最適です。顧客とのコミュニケーションツールとして活用できます。
- ライトプラン:中規模のビジネス向け。より多くのメッセージ送信枠と、詳細な分析機能が利用可能です。顧客セグメント別のメッセージ配信や、効果測定などが行えます。
- スタンダードプラン:大規模ビジネス向け。無制限のメッセージ送信や高度なCRM機能、API連携などが可能です。複雑なマーケティング戦略の実行や、他システムとの連携が必要な企業に適しています。
各プランは月額制で、いつでもアップグレードやダウングレードが可能です。
まずは無料で試してみたいという場合は「LINE公式アカウントは無料で利用可能!有料との違いとできることを徹底解説」も参考にしてみてください。
LINE公式アカウントの作成方法
LINE公式アカウントは3つのステップで作成できます。
LINE Business IDの取得
LINE Business IDは、LINEのビジネス向けサービスを利用するための統一アカウントです。
取得手順は以下の通りです。
- LINE for Businessの公式サイトにアクセス
- 「アカウント作成」ボタンをクリック
- 必要な情報(会社名、担当者名、メールアドレスなど)を入力
- 利用規約に同意し、認証メールを受信
- メール内のリンクをクリックして登録を完了



LINE Business IDは、これから作成するLINE公式アカウントと紐づくIDです。一つのIDに複数のLINE公式アカウントを紐づけながら作成していくと管理しやすくなります。
LINE公式アカウントの作成手順
LINE Business IDを取得したら、次はLINE公式アカウントを作成します。
- LINE公式アカウントマネージャーにログイン
- 「新規アカウント作成」を選択
- アカウント名、カテゴリ、説明文を入力
- プロフィール画像とカバー画像をアップロード
- 基本設定(挨拶メッセージ、応答設定など)を行う
- 利用規約に同意して作成を完了
作成後すぐに使用可能ですが、認証済アカウントになるには別途審査が必要です。
認証済アカウントと未認証アカウントの違いや、認証済アカウントにするデメリットは下記の記事を参考にしてください。


アカウント作成時の注意点
LINE公式アカウント作成時は以下の点に注意しましょう。
- ブランドの一貫性を保つため、プロフィール画像やカバー画像はロゴや商品イメージを使用する
- アカウント名は覚えやすく、検索されやすいものを選ぶ
- 説明文は簡潔でわかりやすく、アカウントの目的や提供価値を明確に伝える
- 適切なカテゴリを選択し、ユーザーが求める情報にアクセスしやすくする
- 初期設定で自動応答メッセージを設定し、ユーザーの問い合わせにすぐに対応できるようにする
これらの点に気をつけることで、ユーザーにとって魅力的で信頼できるアカウントを作成できます。
LINE公式アカウントの活用方法
LINE公式アカウントの活用方法は主に3つです。
- 見込み客の集客
- 見込み客の引き上げ
- リピーター獲得
見込み客の集客
簡単にいうと友だち集めです。
まずはLINE公式アカウントの友だちを増やしましょう。
LINE公式アカウントを活用して効果的に見込み客を集めるには、以下の方法が有効です。
- QRコードの活用:店舗やイベント会場、パンフレットにQRコードを掲載し、簡単に友だち追加促進
- SNSからの導線:他のSNSプラットフォームでLINEアカウントを宣伝
- Webサイトからの導線:自社サイトにLINE公式アカウントへの登録ボタンを設置
- 友だち追加特典:友だち追加特典やクーポンを提供し、登録率アップ
- リアル施策との連動:店頭やイベントでLINE登録を呼びかけ



友だちがいないと施策は打てないので、どこから集客するか最初に設計することが大切です。
見込み客の引き上げ
見込み客を顧客へと引き上げるために配信を行います。
配信のコツは下記です。
- セグメント配信:顧客の属性や行動履歴に基づいて、適切なターゲットにメッセージを送信
- タイミングの最適化:顧客の行動パターンを分析し、反応率の高い時間帯にメッセージを配信
- リッチコンテンツの活用:画像や動画を活用し、魅力的で印象に残るメッセージを作成
- A/Bテスト:異なるメッセージや配信時間をテストし、最も効果的な方法を見つける



LINE内で「どんなオファーをするか」が大切です。顧客へと引き上げるための階段を上手に作りましょう!
リピーター獲得
見込み客を顧客へと引き上げた後は、リピーターになっていただき、ロイヤルカスタマーへと引き上げていきましょう。
ポイントは下記です。
- 特別感の演出:購入者向けの限定情報や特別オファーを提供
- パーソナライズした配信:顧客の嗜好に合わせたレコメンデーションや情報提供
- 双方向コミュニケーション:チャット機能で質問や意見を積極的に受け付け、迅速に返信対応
- ロイヤルティプログラム:ポイント制度やランク制度を導入し、継続的な利用を促進
- フィードバックの活用:顧客の声を真摯に受け止め、サービス改善に反映
LINE公式アカウント活用事例
弊社で支援させていただいたLINE公式アカウント活用事例をご紹介します。
よくある質問
Q: LINE@(ラインアット)との違いは?
A: 「LINE@(ラインアット)」と「LINE公式アカウント」は同じものです。
「LINE@(ラインアット)」は2019年4月までサービスを提供していた中小企業向けのアカウントでした。
現在はLINE公式アカウントに統合されています。主な違いは以下の通りです。
- 機能の増加:LINE公式アカウントではより多くの機能が利用可能になりました。例えば、詳細な分析ツールやセグメント配信機能が強化されています。
- 料金体系の変更:従来の固定料金制から、メッセージ通数に応じた料金体系に変更されました。これにより、小規模ビジネスでも利用しやすくなりました。
- アカウントタイプの統一:以前は別々だった大企業向けと中小企業向けのサービスが一本化されました。
Q: LINEビジネスアカウントとLINE公式アカウントは同じもの?
A: 基本的に同じものを指します。
「LINEビジネスアカウント」は、ビジネス利用を強調した呼び方で、正式名称は「LINE公式アカウント」です。