LINE公式アカウントが利用停止!?アカBANの原因と対策を完全解説

公式LINEの利用停止の原因と対処法

本記事の内容

  • 「LINE公式アカウントが利用停止(アカBAN)になった原因は?」
  • 「アカウント凍結は解除する方法はある?」
  • 「今後のアカBAN対策として、どんなことをしていけば良い?」

そんな疑問にお答えします。

本記事の執筆者

むとう

LINEマーケティングを主軸とした法人の代表で、現役のLINEマーケター。SEO・リスティング広告 × 公式LINE運用支援でクライアント様の年商を1億→4億円以上に上げた経験あり。Webマーケティング全体の導線から最適なLINE設計を組むのが得意。

こういった僕が、解説していきます。

 

目次

LINE公式アカウント利用停止の原因は規約違反

LINE公式アカウントの利用停止(アカBAN・凍結)の原因は、規約違反です。

LINE公式アカウントを運用している事業者が適切な運用を行わないと、LINE社のサービスの信頼性が損なわれ、顧客離れを起こす可能性があります。

そのため規約に違反しているアカウントを、さまざまな方法で見つけ出し利用停止にしていくようです。

むとう

最近はAIを使って規約違反のアカウントを探しているという噂も。アカウント停止を未然に防ぐために、下記サイトは必ず目を通しておきましょう。

アカウント凍結時の参考サイト

誤ったアカウント削除にも注意

自社のアカウントを誤って削除される方もいらっしゃいます。

特に、社内のスタッフが普段LINE公式アカウント運用を行っており、料金の変更を経営者や上司に依頼する際に、上司が誤って削除してしまうこともあります。

基本的には運用担当者以外は触らないようにするか、普段運用していない方が管理画面にログインする際は一緒に画面を見ながら作業すると安心です。

LINE公式アカウントの利用停止・凍結の原因6選

LINE公式アカウントの利用停止によりアカウント凍結・アカBANされる具体的な原因をまとめました。

むとう

4年以上LINE公式アカウントの運用をしてきて、基本的には下記のいずれかが原因のケースが多い印象です。

規約違反ジャンルでの発信

利用規約に違反するジャンルでのメッセージ配信は、アカウント停止の主要な原因です。

下記に、LINE公式アカウントガイドラインに記載されているものをご紹介します。

ご利用いただけない業種・業態、商品・サービス

・医薬品など

・出会いの機会・場所を提供するもの

・アダルト関連店舗・サービス、アダルトコンテンツ

・情報商材

・ねずみ講、マルチ商法・MLM、ネットワークビジネス

・霊感商法、モニター商法等

・ショッピング枠の現金化サービス

・個人情報販売

・模倣品・海賊版

引用「LINE公式アカウントガイドライン

これらのジャンルに関する内容を配信する場合、規約違反とみなされ、アカウントが凍結されるリスクがあります。

配信する前に、コンテンツが規約に違反していないかを確認することが重要です。

むとう

とはいえこういったジャンルでの発信者が多いのも実情です。凍結リスクも承知の上での運用を行いましょう。

認証済アカウント申請

LINE公式アカウントの認証済アカウントへの申請は、アカBANリスクを大幅に高くします。

なぜなら、認証済アカウントに切り替えるためには、LINE社の審査が入ります。

審査の際に規約違反、ガイドライン違反のジャンルで運用しているとわかったらすぐにアカウントの利用停止となるためです。

もちろん、規約に反していないジャンルであれば、認証済みアカウントへの申請を進めても問題ありません。

むとう

アカウントとしての信頼性を高めるために、「認証済みアカウント」への申請を検討される方がいらっしゃいますが、違反ジャンルで発信しているアカウントからの認証申請であれば「ここに違反しているアカウントがありますよ〜」と伝えているようなものなのでご注意ください。。

危険ワードを使った

特定の禁止ワードやフレーズを使用することで、アカウントが自動的に停止されることがあります。

発信を控えるべきワード集
  • 【絶対NG】「稼げる
  • 【絶対NG】「儲かる

その他にも「投資」などもできれば控えるのがおすすめです。

LINEのアルゴリズムは、これらの危険ワードを検出できる仕組みを持っているという噂があります。

禁止ワードリストを事前に確認し、これらのワードを使用しないように注意しましょう。

これにより、予期せぬアカウント停止を防ぐことができます。

友だちに通報された

LINE公式アカウントの利用停止の原因として、意外と可能性が高いのが、LINE公式アカウントの友だちによる通報です。

他のユーザーからの通報が集まると、LINEは調査を行い、アカウント停止の判断を下すことがあります。通報が多い場合、LINEはそのアカウントをリスクとみなし、即座に対処することが多いようです。

通報を避けるためには、配信内容に注意を払い、ユーザーに不快感を与えないように心がけることが重要です。

むとう

「販売終了まであと●日です」などと煽りすぎると、通報のリスクが高まるので、ほどほどにしましょう。

LINE VOOM(旧タイムライン)への投稿

LINE VOOMに不適切な投稿を行うことも、アカウント停止の原因になります。

特に規約違反ジャンルでの配信、公序良俗に反する内容や、他者を誹謗中傷するような投稿を続けていると凍結リスクが高まります。

LINE VOOMを利用する際は、投稿内容が適切であることを確認し、規約に違反しないように注意しましょう。

アフィリエイト広告(リンク)の配信

知らず知らずにやってしまう人が多いですが、LINE公式アカウントではアフィリエイトリンクの配信は禁止しています。

2)配信コンテンツに関する禁止事項

• 本サービスをお客様以外の第三者のための広告媒体として使用する行為

引用「LINE公式アカウントガイドライン

第三者のサービスを、自社のLINE公式アカウント内で配信するのは禁止事項です。

むとう

一時期、アフィリエイトリンクを貼るアカウントが増えた際に、アカBAN祭りがありましたね。。

【優先度順】アカBAN対策チェックリスト

規約違反のジャンルか確認しておく

まずは、自分の配信内容が利用規約に反しているジャンルかどうか確認しておきましょう。

違反しているジャンルに該当する場合はアカウント凍結のリスクを理解したうえでの運用が必要です。

むとう

正直にお伝えすると、LINE公式アカウントが利用を許可していないジャンルが何かを把握していない方が非常に多いです。ガイドラインには必ず目を通しておきましょう

公式LINE以外の別媒体での接点を確保する

LINEアカウントが停止された場合に備えて、他の連絡手段も確保しておきましょう。

せっかく繋がった友だちとの連絡が途絶えないように、対策方法をご紹介します。

メールアドレスを取得しておく

LINE公式アカウントでLINEの友だちになるだけではなく、メールアドレスを取得し、重要な連絡をメールで行うようにしましょう。

特にセール情報やセミナーの案内は、メールで配信する方が安全です。

とはいえ工数もかかるので、LINE登録特典はメールで送るといった対策から始めてみてください。

Chatworkグループを作る

Chatworkを利用したグループ作成もおすすめです。

グループ参加者の発言の権限はなくす設定もできるため、こちらからの配信のみのグループも作れます。

Facebook Messengerグループを作る

LINE登録者に、Facebookを使っている人が多い場合は、Facebook Messengerも一つの手です。

ただ、Facebookアカウントを持たない人も増えているので、ターゲットが使っている媒体を選びましょう。

オープンチャットを作る

LINEのオープンチャットを作る方法もおすすめです。

同じLINE社のサービスなので、LINEアプリがなくて入れないといった心配もありません。

オープンチャットを用いたマーケティング施策で売上を上げている人も多いので、ぜひ取り入れてみてください。

むとう

規約違反のジャンルで運用している方は、上記の別媒体で繋がる方法をどれか一つでも行わないと大変なことになります。。

LINE BUSINESS IDを別々にする

LINE-BUSINESS-ID

複数のLINE BUSINESS IDを使用することで、リスクを分散させることができます。

LINE BUSINESS IDとは、各LINE公式アカウントと紐づいている親アカウントのようなものです。

上記の画面からログインすると思いますが、こちらでログインする際のIDと紐づいてLINE公式アカウントは作成されています。

複数のLINE公式アカウントが一気にBANされることがありますが、その原因はIDが紐づいていることだと考えられます。

一つのアカウントが違反しているだけで、ほとんど動かしていないその他のアカウントも含めてまとめて利用停止されるケースもありますので、ご注意ください。

むとう

あまり知られていない対策方法ですが、複数アカウントを運用する方は必ず知っておくべき知識です。アカウント停止時のリスクを最小限に抑えましょう。

欲しい人に欲しい情報を届ける

ターゲットに合わせた情報を配信し、通報やスパム扱いを避けましょう。

ユーザーが求める情報を提供することで、信頼関係を築き、通報されるリスクを減らすことができます。

通報による凍結リスクを下げるためのコツは下記の2つです。

  • 配信したい内容を求める人のみがLINE登録できる導線を作る
  • 配信しようとしている内容に興味があるかアンケートを取り、興味があると回答した人にのみ配信を行う
むとう

こういった施策はLINE公式アカウントだけではできず、Lステップなどの拡張ツールが必要になります。

危険ワードを使用しない

「稼ぐ」、「儲かる」といった危険なワードを使用しないように注意しましょう。

むとう

以前はテキストで送らずに画像で送れば、BAN対策になるといった噂もありましたが、最近はAI技術の発達により対策にならなくなっています。

所在国・地域の設定をする

管理画面の「アカウント設定」で所在国・地域を正確に設定することも重要です。

正確な情報を提供することで、アカウントの信頼性を高めることができます。

設定を定期的に見直し、最新の情報に更新しましょう。

LINE公式アカウントの利用停止事例

むとう

私のまわりで起きたLINE公式アカウントの利用停止事例をご紹介します。

不動産投資の情報発信アカウント事例

不動産投資について発信していたアカウントでした。

不動産投資のセミナー案内の配信を積極的に行っていたことがアカウント停止の原因になったと考えられます。

また、そのアカウントはLINE登録者全員に積極的にセミナーの案内を行っていたため、通報された可能性も高いです。

むとう

投資系のアカウントは興味がある人に絞り込んで、セミナーの案内を流すのが安心ですね。

複数アカウント運用者の事例

具体的な発信内容は控えますが、一気に10アカウント以上まとめて利用停止された事例も聞いたことがあります。

利用していないアカウントまで全て停止されたとのことで、そういったアカウントは基本的に一つのIDに全てのアカウントを紐づけていることが原因です。

一つのアカウントでも規約違反ジャンルに含まれていたり、規約違反の運用方法を行ってしまうと、そのIDに紐づくアカウント全て停止される可能性があります。

そのため、IDはなるべく分けてアカウント運用を行った方が安心です。

LINE公式アカウントの利用停止は解除できる?

LINE公式アカウントが利用停止になった場合、解除はできません。

公式サポートに問い合わせてみること自体はできますが、基本的には欲しい回答は得られません。

利用停止になった理由、解決策は全て伏せられています。

むとう

僕の周りでも、問い合わせた結果、利用停止を解除できた事例はありません。。

まとめ

LINE公式アカウントの利用停止は、ビジネスにとって大きなダメージとなります。

しかし、規約をしっかり理解し、適切な運用を行うことで、リスクを大幅に減らすことができます。

規約違反のジャンルや危険ワードを避けることはもちろん、他の連絡手段を確保しておくことも重要です。

万が一、利用停止になった場合は、復活の可能性はほぼ0%です。

次のアカウント運用の際は本記事でご紹介した対策方法をぜひお試しください。

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この記事を書いた人

武藤 亮のアバター 武藤 亮 OptFlex合同会社 代表社員

LINEマーケティング支援のOptFlex合同会社を経営。SEO、リスティング広告、LINEマーケティングなど、Webマーケティングに関して幅広い知見を持つ。50アカウント以上のLINE公式アカウント構築経験を持ち、コンサルティングに入ったアカウントも含めると100アカウント以上に渡る。4億円以上の売上に貢献してきた経験を元に最適解を提供。

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